耳垢のタイプでワキガになりやすいか、なりにくいかの違いがわかるといいます。
さてあなたはどちらのタイプでしょうか?
耳垢のタイプ
大きく分けて
1.カサカサの乾性耳垢
2.ベタベタの湿性耳垢
の2種類に分類される
・この性質は、理科の授業の中で習った「メンデル遺伝」で、湿った耳垢は優性遺伝、乾いた耳垢は劣性遺伝となっている。
耳垢のタイプには地域性もある!?
耳垢の乾性/湿性の割合は人種によって大きく差があり、
ベタベタ耳垢の割合が・・・
・北部の中国人や韓国人で湿性耳垢は4 – 7%
・ミクロネシア人やメラネシア人では60 – 70%
・白人では90%以上
・黒人は99.5%
と言われており
- 日本全体では、湿性耳垢の人は約16%だと言われていて、湿性耳垢が優性遺伝子の割には少ない割合になっています。
- 日本の中でも北海道のアイヌ民族では約50%が湿性耳垢であるとの報告もある
これは、日本には元々湿性耳垢の縄文人が居住しており、やがて本州には乾性耳垢の弥生人が流入したが、その影響が及ばなかった北海道・沖縄には湿性耳垢が保存されたことによる、と説明されている。
この傾向を踏まえると、西日本のほうが、カサカサ耳垢の人が多いとのことで、一度調べてみたいものですね。
何故、ベタベタの湿性耳垢の人にワキガが多いの?
- これは耳垢が湿るのが、耳の中にあるアポクリン腺から分泌される汗が原因のため。
- ベタベタ耳垢の人は、アポクリン腺の量が比較的多いと言われている
- ワキガの原因はアポクリン腺から出る汗なので、アポクリン腺の量が比較的多いと言われるベタベタ耳垢の人のほうがワキガになりやすい傾向となる
まとめ
- 耳垢のタイプを調べていくと、なんと縄文人と弥生人のお話しまでさかのぼっていきました。
- 以前、縄文人と弥生人の顔つきの違いなどをテレビでやっていましたが、顔つきの違いに合合わせて耳垢タイプも一緒に調べたら興味深い調査結果が得られるかもしれませんね。
- 耳垢だけで、その人がワキガと決めつけるのではなく、自分がワキガになりやすいタイプなのか、そうでないのかを把握するひとつの方法として知っておき、事前セルフケアをしっかりすれば問題ないと思います。
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